盗難、緊急対策

大使館のお知らせ: 安全対策 | 盗難の手口とその対処 | スリの手口 | ジプシーの手口 | かっぱらい
盗難時の対処 | 現金 | トラヴェラーズ・チェック | カード | パスポート | 航空券


盗難の手口とその対処

  • スリの手口

プロのスリは、偶然には盗みません。必ずお金をどこに入れているかを確認してからスリます。 

確認した後は、隙を見つけるまで後を付けます。デパート、メトロの中、蚤の市等、人込みの中が一番狙われやすいのです。
買い物に夢中になっている時や、人込みに圧されている時、メトロがホームに到着する時の出口近辺などが要注意です。不自然に人が押してきた時などは、特に気を付けましょう。
2−3人で組になっている場合が多く盗んだらすぐバトンタッチして逃げていきます。ですから捕まえても、もう持っていないのです。通常、プロのスリに会った人は、後になってから分かり、盗まれたのか、紛失したのか自分でも分からない場合が多いのです。

古い手口ですが、背中に何かを付けて注意を促し上着を脱がせて汚れを取るのを手伝ってくれます。
やはりヨーロッパの人は親切なものだと感心してメルシー、と言いながら別れたが最後、ポケットからは財布が無くなっているのです。

対処 : 沢山の人に見られるような場所で現金は出さないことです。 大きいお金と小さいお金は分けておきましょう。カード、パスポートや現金も別々の所へ入れておけば最悪の場合でも被害を小さく出来ます。女性のハンドバックの場合、止め口は、体の内側にするように。コートを着ている場合は、コートの内側にハンドバックを掛けましょう。たすき掛けが安全です(フランス人もそうしてます)。

用心している人、お金を持っていない人にはスリは寄ってきません。

  • ジプシーの手口

ジプシーは、季節毎にあちこち移動している遊牧民族です。
敬謙なキリスト教信徒ですが、泥棒を家業にしている人たちがいます。(我々から見ると泥棒ですが、彼らにとっては真面目な仕事です)。
この人達は、旅行者と一緒に大移動します。もちろん泥棒のためです。

警察に捕まってもすぐ釈放させられる子供たちが主役です。必ず4−5人で物をせがむ様に近寄って、手に持っている新聞紙とか、段ボール等で死角を作ってスッテ逃げていきます。大概すぐ気が付きますが、もう遅いのです。逃げ足が速いのです。

対処 : ジプシーは民族衣装を着ています。気を付けていれば、近寄って来た時すぐ分かります。 
最初にする事は、近寄らせないことです。手でも振って「お金は持っていないよ」とか「正体は知っているから近寄らないで」と言うジェスチャーをすれば、それだけで近寄ってきません。
それでも近寄ってきたら威嚇するしかありません。 日本語で叫ぶのです。 これでほぼ退散します。 
頭をこつんと(やった人もいました)。
それでなおかつ近寄ってきたら、なりふりかまわず、人の多い所へ逃げる方法をやっぱり勧めます。

  • かっぱらい

引ったくり・かっぱらいは強引に持ち物を持っていきますから、身の保全には十分気をつけましょう。
盗まれたと分かっているのですから、あとを追っかけて取り戻せばいいのですが、場合によって、相手はバイク、数名の不良といったケースが多く力ずくで取っていくのですから、人身事故にもなりかねません。
バイクの引ったくりに遭い、大声をあげたら驚いてバイクが転倒し、盗まれた携帯電話を取り上げた勇敢な女性がいた反面、たすきがけのバッグを離さないでそのまま引きずられ、亡くなった残念な事故も有りました。

対処 : 車と同じ方向の右側歩道を歩かない、歩きながら電話をしない、歩くとき壁がわにバッグを掛ける。

盗難時の対処

盗難の被害に遭った場合は、殆ど事務処理が主になります。

  • 現金

現金は十中八九戻ってきません。盗難保険も効かないケースが多いのですが保険会社と確認してください。本当にせっぱ詰まった場合は、日本へコレクトコールで日本へ電話をしてお金を送ってもらう方法があります。送金で一番早い方法は、トラヴェラーズ・チェックを現地で受け取ると言う方法で、土、日以外はほぼ翌日受け取ることが出来ます。現地の受け取り銀行を指定してください(例えば東京三菱銀行とか)。但しパスポートを盗まれていないことが条件です(身分証明書が無ければ自分名義のトラヴェラーズ・チェックでも受け取れません)。

  • トラヴェラーズ・チェックを盗まれた場合。

使用していない分は戻ってきます。残りのトラヴェラーズ・チェックに2つ目のサインをしていないことが条件です。銀行により日本でお金が戻るケースと現地で再発行してくれるケースがありますので、日本で確認してください。盗難届けは最寄りの警察で。
必要な申告内容は、トラヴェラーズ・チェック番号、発行銀行、及び支店名 名義人名、住所

  • カードを盗まれた場合。

カード会社にすぐに紛失、盗難届けを電話で申請します。
盗難届けは必ず現地、最寄りの警察で。
必要な申告内容は、 カード番号、有効期限、名義人名、住所

  • パスポートを盗まれた場合。

渡航証明書発行依頼とパスポート再発行依頼の2つの方法があります。ここ数年来、パスポートの再発行に係る日数も短くなっておりますが、貴重な旅行の時間を割いて日本領事館に駆け込まないといけないのです。
手続きが少しでも早く行われるためには、書類が不備でも,ひとまず大使館へ紛失、盗難届けを出し証明書発行依頼を開始しましょう。

連休にぶつかったりすると半日の遅れで4−5日の滞在と出費を強いられます。(帰国が遅れたら航空会社にも予約変更を忘れずに− チケットによっては予約変更不可と銘記されている場合が有りますので、その場合は、警察の紛失証明を持参、交渉する必要があります)

  • 渡航証明書発行。 

渡航証明書は日本へ直接帰る場合や急ぎを要している場合です。
この証明書ではフランスと日本以外の第3国に立ち寄ることは出来ません。
帰国の前日もしくは当日に交付されます。 土、日、祭日を除いて1−2日で交付されますが領事館と確認が必要です。

必要な書類は、 本人を証明できる書類(免許証等)、旅行行程表、保証人(グループ旅行の場合は添乗員、個人旅行の場合は現地旅行会社員、友人等)、写真3枚(スピード写真可)
警察発行の紛失、もしくは盗難証明書、帰国の為の予約の入った航空券

  • パスポート再発行依頼。 

パスポート再発行依頼は、パリの滞在期間に余裕があり、まだ他国に渡る予定がある場合に有効です。
通常、3−4日で発行されますが、土、日、祭日が入っている場合は気を付けてください。
必要な書類は、本人を証明できる書類(免許証等)、旅行行程表、保証人(グループ旅行の場合は添乗員、個人旅行の場合は現地旅行会社員、友人等)、写真3枚(スピード写真も可)
警察発行の紛失、もしくは盗難証明書

  • 航空券を盗まれた場合。 

航空券を紛失した場合は、航空券発行会社より再発行手続きの依頼を現地に出してもらわなければなりません。 それにより現地は航空券の再発行を行います。 グループ旅行の場合は、現地旅行手配会社が事務処理を代行してくれますが、個人旅行の場合は、直接日本の航空券発行会社と連絡を取り再発行手続きの申請をしなければなりません。

注)場合により、直接現地で正規料金の航空券を購入、紛失航空券の有効期間一年以内に航空券が使用されなかった場合、払い戻しされる方法が取られる場合もありますのでご注意下さい。

再発行の場合は、現地で航空券を受け取る場合、市内の事務所か空港事務所か等を指定した方が受け取りの手間が省けます。 例えば翌日の朝の飛行機に乗るため、当日の事務所の開く時間まで待っていると飛行機に乗り遅れると言ったような場合、飛行場での航空券の再発行を依頼すると言うようなことも出来ます。 日本とフランスの時差があるため、日本の朝一番で申請し、パリの翌朝一番の飛行機に乗り込むと言ったことも可能なのです。

(注−この場合は日本側とフランス側が迅速に手続きを行った場合を想定していますので、手続きを取ったからと言ってくれぐれも100%安心しないように! この様にうまく行くケースは本当はまれなのです。フランス式に慌てないで時間に余裕を取って、"乗れなかったら2-3日後の便で"ぐらいで行きましょう)。